過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/13(金) 18:18:59.28 ID:72uX6PGo0
それを受け取り、絆は口に運びながら彼女に言った。
「圭にもコーラは飲ませたが、
その記憶は継承されてないのか?
あいつは美味しそうに飲んでたが」
「記憶はありますが……実体験をすることは
初めてでございますので。
ご存知のことかと思いますが、
私達は性質や性能に個人差がございます。
その影響で、私には合わないのかもしれません」
「そうか……」
呟いて、絆は黒い水面を見つめた。
圭も、最初はコーラの刺激に驚いていた。
雪もだ。
彼女だって最初の頃は、
むしろ嫌がっていたように思える。
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