過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/13(金) 18:22:32.39 ID:72uX6PGo0
「戦闘後までの記憶は全て継承しております。
ご安心ください。圭お姉様は、お姉様達にとても
感謝をしておりました。
気にすることはないと、私は思います」
絆は、思わず息を吐いて背もたれに体を沈み込ませた。
おそらく霧は、純粋に絆が言ったことを信じている。
雪は違うのだろうが、彼女に限ってはそうだ。
霧が質問をしたのは、単純に疑問に思ったから、
それだけなのだろう。
純はそれを知っていて何食わぬ顔でさらりと嘘をついた。
バーリェは普通、隠し事が出来ないように
人格を調整されている。
しかし純に限ってはそれが適用されていないらしい。
――嘘をつくことが出来て、
怒ることも出来るバーリェか……。
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