過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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560:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:35:01.86 ID://P1Hl+o0
椿は、純が自分のことを一瞥もしないことに
多少苛ついたのか、荒く息を吐いて、
テーブルにコーヒーの缶を置いた。

「で……何の用だ? 
こんな時間に訪ねてくるなんて、
あまり常識があるとは言えないな。
だが……」

絆もコーヒーを口に流し込み、静かに言った。

「俺のバーリェの暴走で、おそらく君のバーリェを
巻き込んでしまった事実には、
深く遺憾の意を表させてもらう。申し訳なかった」

頭を下げられ、意外だったのか椿は目を
白黒とさせて、慌てて手を振った。

「そんなこと……もう過ぎたことですわ」

「『そんなこと』じゃないだろう。
少なくとも、そうは思えなかったから
君は俺と張り合おうとした。違うか?」


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