過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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563:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:37:01.46 ID://P1Hl+o0
絆は、コーヒーの缶をテーブルに置いて息をついた。

そして口を開く。

「怖いよ。いつでも怖い。
怖くない時なんてないだろうよ」

純が本を読む手を止めた。

椿は体を乗り出して、意気込むように言った。

「なのにどうして、いつも戦うことができるのですか? 
何があなたを、そこまで支えているのですか?」

「考えたことがないからな……」

困ったように呟いて、絆はそれに返した。

「敢えて言うとすれば……怖いから戦えているんだ。
戦わなければもっと怖い。
だから、俺は戦うことで
自我を保っていられるのかもしれない」


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