過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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568:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/16(月) 19:40:19.13 ID://P1Hl+o0
表情を落としたまま、椿はそう言って席を立った。

「そろそろ戻りませんと。お時間をとらせてしまい、
申し訳ありませんでした」

「いいんだ、気にしないでくれ」

そう言って、絆は一言付け加えた。

「……バーリェを大事にするんだ。
使い捨ての消耗品だろうと、この子達には心がある。
今はおぼろげでいい。理解してくれ」

「正直……まだよく分かりません」

椿は俯いてそう言った。

「ですが、何となく……
『理解してみよう』という気になりました」

軽く微笑んで、椿はドアの開閉ボタンを押した。

「では」


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