過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:50:03.17 ID://P1Hl+o0
絆がそう言った時だった。
不意に、飛空艇内にけたたましい音の
サイレンが鳴り響いた。
飛び起きたのか、慌てて
隣の部屋のドアを開けて渚が走ってきた。
「何ですか! 警報ですか?」
混乱しているのか、
渚が慌てふためいて声を張り上げる。
絆は片手でそれを制止してから呟いた。
「敵か……?」
「この警報は、敵襲に間違いないですね。
接近を察知されましたか」
淡々とそう言って、純は絆を見た。
「雪お姉様と、霧お姉様は薬で動けません。
私が、迎撃に出ます。
特務官様は、この中にいてくださいませ」
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