過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
58:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:22:18.94 ID:sON2xcHy0
静かに聞かれ、絆は息を殺して彼に言った。

「……俺のバーリェは、
人殺しをさせるために育てたんじゃない」

隣でそれを聞いていた渚が息を呑む。

駈は、しかし「何を言われているのか分からない」と
いう顔をしてそれに答えた。

「人殺しではない。これは『粛清』だ」

「同じことだ。『俺達』から見れば、粛清も、
人殺しも同じことなんだよ。
あんた達は、元老院は、沢山のスラムの人を殺して、
そのせいで都市一つ、何十万人って命を失ったって、
何も感じてないだろう。
それって、人殺しってことなんだよ。『俺達』の間じゃ」

数人のトレーナーが唾を飲み込む。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice