過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/18(水) 19:21:15.93 ID:P18S44Kp0
心なしか彼女の息が荒い。
まだ怪我が完全に治っていないのだ。
絆も同様だった。
腕と足が痛み、思わず息をついた絆に、
純は一瞥もせずに口を開いた。
「特務官様……やはり休んでいてください。
私一人で十分です」
「悠長に話している暇はない。来るぞ!」
艦が、いつの間にか数十体の死星獣に囲まれていた。
金色のそれが、真っ赤に発熱をはじめる。
あの水蒸気爆発兵器で襲われたら、
艦はひとたまりもない。
スペック2の肩部装甲と脚部装甲が開き、
中の四角形のキューブ体が高速回転をはじめる。
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