過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/18(水) 19:28:14.57 ID:P18S44Kp0
「熱膨張を起こしていたと思われる死星獣が、
全て連鎖爆発を起こしました!
周囲にこれ以上の死星獣の反応は確認できません!
迎撃に成功しました!」
渚が上ずった声を上げる。
『……手柄だな、絆特務官……
どうして奴らが熱波を発する寸前にコアを撃ちぬくと、
その熱に引火して爆発すると気づいた?』
駈に通信で問いかけられ、絆はくぐもった声を返した。
「勘だ……ただの……」
そこまで言った時だった。
絆の喉に、不意に血なまぐさい感触がせり上がってきた。
猛烈な吐き気に耐え切れず、
絆は手で口を抑えて激しく咳き込んだ。
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