過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
603:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/19(木) 18:59:51.65 ID:Xk7rhViu0


「特務官様……特務官様?」

呼びかけられ、絆は目を開いた。

腕も、足も動く。

包帯もギプスもはめられていない体だった。

自分のその様子に少しの間呆然とした後、
絆はゆっくりと顔を上げた。

波が打ち寄せる、どこまでも広がる海岸だった。

白い砂浜に、照りつける太陽が逆に不自然だ。

海の色は、透き通るほど透明だった。

車椅子をきしませて、絆のことを見下ろした
少女が、静かにまた問いかけた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/603 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice