過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/19(木) 19:06:56.04 ID:Xk7rhViu0
「誰だって死にたくないだろう。
俺だってそうだ。
生きたいと願うのが当たり前だ。
だから俺は、お前達を守ると決めたんだ」
「だから生きろと命令したのですか?」
「そうだ。それが当たり前のことだと思うから、
俺はお前達に命令した。何か……おかしかったかな」
「いいえ……おかしいとは思いません。
思いませんが……
あなたは随分他の『人間』とは違うのですね」
「最初からこうだったわけじゃない。
お前達を何人も犠牲にして、そして得た結論だ。
お前達がいなければ、
俺はここまで変わることはできなかった」
絆はそう言って息をついた。
そして圭の頭に手をポン、と置く。
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