過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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63:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:26:02.69 ID:sON2xcHy0
渚は、しばらくの間俯いて歩いていたが、
やがて長距離移動用のエスカレーターに乗ると、
絆の方を振り向いた。

泣いていた。

クランベの故郷はスラム街だ。

世界中でそれが攻撃されている。

おそらく、彼女の故郷は、もうない。

渚は袖で涙を拭うと、絆に向けて小さく、
呟くように言った。

「……バーリェ、H36型の複製クローンが、
二体盗まれました。絃執行官が、行方をくらます寸前
……本部に出頭した時に、持ち出されたと思われます。
絆特務官、あなたの仰る通りです」

絆は軽く鼻を鳴らすと、それに返した。


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