過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:39:57.29 ID:+IntTbT/0
「信じて……いたのですか?」
「信じなければ、同乗したりはしない……」
絆がまた咳をしたところで、部屋の扉が開いて、
バタバタと看護師たちが入ってきた。
慌てて渚が飛び起きて、
絆に覆いかぶさるようにして顔を覗き込む。
「絆特務官! 目が覚めたのですか!」
「……ああ。問題ない。
麻酔のおかげで痛みも感じないな……」
軽く笑った絆を、看護師たちが機械的に処置し始める。
そこでブーツのかかとを鳴らしながら、
駈が女性職員達を伴って部屋に入ってきた。
「君の目が覚めたと聞いて、
急いでこちらに伺った。大丈夫か?」
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