過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:41:16.69 ID:+IntTbT/0
「フォロントンに着くまでは絶対安静だ。
一応作戦内容を持ってきたが……読み上げるか?」
駈が手に持っていた資料をヒラヒラと振る。
そこで純が椅子から立ち上がって、
駈から絆を守るように間に立った。
「……恐れながら、本部局長様にご意見がございます」
「何だ?」
怪訝そうに言った駈に、純は淡々と続けた。
「今後一切の戦闘には、私が単独で出撃します。
特務官様を止めていただきたく、ご意見陳情いたします」
「純、お前……」
言いよどんで口をつぐむ。
この子は、決して自己顕示のために言っているわけではない。
それを直感で感じたのだった。
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