過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
↓
1-
覧
板
20
641
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:43:30.67 ID:+IntTbT/0
それは怒りから来たものだったのか、
それとも恐怖から来たものだったのか、
それは純には分からないことだった。
慌てて手を背後に隠し、純は食い下がるように続けた。
「私は死ぬつもりはありません」
「いや、お前は死ぬつもりだ。
そしてその事実を、心のどこかで恐怖もしている。
いくら死を覚悟していると口で言ったって、
お前は死んだことがないんだ。怖いに決まってる」
「それは単なる憶測です」
「憶測じゃない。何故なら、俺も怖いからだ。
怖い者同士、気持ちはよく分かる」
「……怖いなら同乗する必要は
どこにもないのではないでしょうか?」
絆は息をついて、腕組みをしてこちらを見た駈を一瞥した。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
777Res/641 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1332172020/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice