過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 22:02:09.57 ID:2BLGZ8KQ0
言葉を失った渚に続き、
絆もモニターを見て息を呑んだ。
まるでハチの大群のように、金色の、羽が
生えた死星獣が数百も群れになって
空中を浮遊していたのだった。
それらは両手を広げると、
ひとつの大きな板のようになってこちらに向き直った。
それらの体が真っ赤に発熱する。
「大丈夫です、うろたえないでください!」
純がそう言って、突っ込んでいる大恒王の動きを
止めないまま、機械兵器の背部ブースターから
巨大な砲身をせり上がらせた。
「スティグマスフィールドを射出します! ナビを!」
純の声にハッとして、絆はモニターを
睨みつけてくぐもった声を発した。
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