過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 22:08:45.27 ID:2BLGZ8KQ0
遅れて他の三機のAADが
追いついたのを見て、純は
「全機攻撃スタンバ……」
と言いかけて、こみ上げてきた嘔吐感に負け、
口の中に沸き上がってきた血を吐き出した。
「純!」
絆が叫ぶ。
無理な、急激なエネルギー搾取による副作用だ。
純は、しかし口元を手で拭って、ニィと笑ってみせた。
「的が多いと楽です!
だって、撃てば当たるんですもの!」
「死ぬぞ! 霧、純を止めろ!」
しかし霧は、首を振って慌てて操縦桿を握りこんだ。
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