過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/22(木) 20:31:08.03 ID:sON2xcHy0
――愛(まな)とは、もっと一緒に遊んでやりたかった。
命の料理を、もっと食べてやりたかった。
雪は……もう一緒に
アイスクリームを食べることはないのだろうか。
霧には、もっと優しくしてやればよかった。
もう、あの子達の、
この子達の笑顔を見ることはないのだろうか。
…………違う。
血が出るほどに唇を噛み締めて、
絆は沸きあがって来た感情を無理矢理に飲み込んだ。
「俺達は、帰るんだ」
手を伸ばして、優と文の力がない手を握る。
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