過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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706:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:49:52.60 ID:JyuEt+7B0
AIの声とともに、大恒王のコクピット内が
補助電源の赤いランプに切り替わる。

雨は数分で、あたりを泥沼のように
変えてから止まった。

絆はそこで、軍服を着た人間が一人……二人……
いや、数十人も、銃を手にこちらに
向かって歩いてくるのを見た。

少し離れた場所の地面に、小型の飛空艇が停まっている。

絆は壁にかかっていたハンドガンを手に取ると、
動かない手で何とかコッキングし、周りを見回した。

渚も、三人のバーリェも、意識がないようだ。

銃を口にくわえて、這うようにしてまず純に近づく。

脈はある。

霧も、まだ息があった。


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