過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/25(水) 17:53:51.66 ID:JyuEt+7B0
絃が指示をした通りに、
新世界連合の人間達が銃を構えて数歩前に出る。
「近づくな!」
怒鳴った絆に、絃は面白そうに笑って
みせてから続けた。
「まだ逃げてないだろう。
お前の大事なバーリェ達が逃げてない。
だから、自爆をするのにはまだ早いんだよ」
黙り込んだ絆に、畳み掛けるように絃は言った。
「お前の負けだ、絆。おとなしく投降し、
バーリェとそのブラックボックス兵器を
こちらに引き渡せ。
そうすれば悪いようにはしない……
いや、絆。むしろ……俺に協力してくれ。
二人でこの世界を変えていかないか?」
絃は銃を降ろし、ミサイルに銃口を
突きつけたまま静止している絆に向かって言った。
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