過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/22(木) 20:32:48.09 ID:sON2xcHy0
朝の光に包まれた、広大な森が広がっていた。
さやさやと風が吹いていて、緑色の木々が揺らいでいる。
どれも青々としていて、生命力に満ち溢れていた。
バイオ技術で整備された土地。
これも人間の産物なのだが、優と文は、
口をポカンと開けて、自分達の置かれている状況を
確認するよりも先に、広がる森に見入った。
「フォロントンだ! 絆、ここフォロントンだよね!」
優が大声を上げる。
絆は軽く笑って首を振った。
「いや……良く似たところだけど、
フォロンクロンっていう自然区域だ」
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