過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:36:50.71 ID:pjq4rUFZ0
死んで、しまうのか。
しかし、絆の予想はまた圧倒的に
裏切られてしまった。
ドシャ、と音がして、コクピットから
何か小さなものが落ちてきた。
それは地面を指で掻いて立ち上がると、
訳の分からない声を上げて、
絆の頭に銃を突きつけていた絃にぶつかった。
「雪……!」
それは雪だった。
見えない目をいっぱいに見開き、
彼女は地面にどうと倒れた絃に覆いかぶさるように、
その場に転がった。
「待て、撃つな!」
絃が怒鳴った瞬間だった。
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