過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:38:12.44 ID:pjq4rUFZ0
「絆……」
雪は微笑んで、そしてかすれた声で続けた。
「……私、ちゃんと絆を助けられた……?」
「ま、待ってろ、
今血を止めてやる……血を……」
震える手で、ぐちゃぐちゃになった
雪の胸を押さえる。
「止まらねえ! ……止まらねえよ!」
後から後から血が流れだしていた。
「おい! 何見てる! 何見てんだ!
助けてくれ! 俺のバーリェが
……雪が! 雪が死んじまう!」
新世界連合の人間達に、気づけば絆は哀願していた。
「誰か……誰か! 雪が! ……雪が!」
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