過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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94:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/23(金) 20:26:16.67 ID:U/74IjXl0
彼の切羽詰った声を受けて、
文が慌てて操縦桿を握り、意識を集中させる。

そして陽月王は、燃え盛る木に突撃しかけていたのを
すんでのところで回避し、横にスライドしながら前進を始めた。

「……駄目だ、やるんだ」

しかし絆は、少し考えてから押し殺した声でそう言った。

「どうして……!」

また怒鳴った優に、絆は静かに返した。

「終わらせるんだ、こんな戦い。終わらせなきゃならない。
だから俺達は、俺達が笑って暮らせるために、
小さな幸せを守るために、戦わなきゃいけない。
お前達も戦うんだ。
それが、バーリェとして生まれてきたお前達の宿命だ」


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