11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:21:35.01 ID:x+61yzdr0
この言葉を聞いた時、俺は夢かとでも思った。
しかし、幻聴でもなく、しっかりと俺の耳に聞こえた「好き」という言葉。
動揺した俺は、その言葉を疑った。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:23:49.97 ID:x+61yzdr0
オタク「それは……友達、として?」
女「……違うよ。その……異性、として」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:24:21.01 ID:x+61yzdr0
告白しようと呼んだのに、まさか告白されるとは思ってもみなかった。
彼女歴もちろんゼロの俺には、まさに夢のようだった。
今考えてみると、俺が女だけを呼びだしたことから、察していたかもしれない。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:24:51.04 ID:x+61yzdr0
オタク「ほ、ホント?」
女「……うん」
オタク「……付き合ってくれませんか?僕も大好きです」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:27:31.96 ID:x+61yzdr0
女「うん、いいよ」
オタク「……失礼します」
ぎゅ……
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:29:17.69 ID:x+61yzdr0
オタク「ほんとうに嫌だったら、言ってね」
女「?」
オタク「……キス、できないかな?」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:30:36.84 ID:x+61yzdr0
その後、女は家に帰った。
どうやら、午後から用事があったらしい。
足止めさせてしまったことに罪悪感を感じたが、俺は何より嬉しかった。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:31:21.25 ID:x+61yzdr0
その夜、テンションが依然ハイだった俺に、一本の電話が入った。
電話の主は、例の女であった。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:32:35.47 ID:x+61yzdr0
翌日も、体調が悪かったため学校を休んだ。
半分、振られた事のショックもあったであろうが。
……だが、その電話は、夜に来た。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:33:31.77 ID:x+61yzdr0
当然の如く問題となった。
その後親と同伴で学校に呼ばれ、今回の事態について先生と話した。
まず、女の親は、女のことを考慮して、俺と会いたくない、という方針だった。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:34:26.01 ID:x+61yzdr0
あまりのショックで、俺は現実逃避し、一週間不登校となった。
だが親の叱咤によって、俺は学校へと再び向かった。
そして教室に入った時、俺を歓迎したのは……女子達の冷ややかな視線であった。
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