3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 19:43:37.52 ID:x+61yzdr0
親しい女友達、そんな感覚で最初は話とかしていた。
楽しかった。部活はしこたま厳しかったが、学校が楽しかった。
少しばかり友達は少なかったし、田舎の方だったのでガキ大将らからはどつかれていたが、それでもだ。
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2012/03/20(火) 19:50:47.26 ID:x+61yzdr0
少しのほほんとした雰囲気、何よりキモい部類である俺にも分け隔てなく話しかけてくれる。
体調がすぐれない時は、心配もしてくれた。
優しかった。それに俺は惹かれた。
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2012/03/20(火) 19:55:40.95 ID:x+61yzdr0
しかし神のいたずらか、その告白する日の前日から体調を崩した。
だが待っていることが出来ない。勇気がなくなる前に気持ちを伝えたかった。
だから、男に頼んで手紙を女に送らせてもらった。
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2012/03/20(火) 19:59:02.97 ID:x+61yzdr0
ピンポーン
オタク「はい」
男「生きてるか?」
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2012/03/20(火) 20:00:50.92 ID:x+61yzdr0
呼んだのは女だけだったが、俺のことを心配してくれた二人が女と同伴していた。
状況が状況である意味余計だったが、それでも友達が少ない俺にとってはありがたかった。
俺は500円を渡して、昼食を買ってくることを頼んだ。
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2012/03/20(火) 20:09:48.51 ID:x+61yzdr0
オタク「……もしかして、自分のお金も使った?」
女「いや、ちゃんと500円分だよ」
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2012/03/20(火) 20:12:36.45 ID:x+61yzdr0
そのあと、女友達と男が先に帰って行った。
どうやら二人には用事があったらしい。
そして女と俺が俺の家で二人きりとなった。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:15:30.94 ID:x+61yzdr0
オタク「すまんな、学校帰りに手間をとらせて」
女「ううん、心配だったから。それに……」
オタク「それに?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:21:35.01 ID:x+61yzdr0
この言葉を聞いた時、俺は夢かとでも思った。
しかし、幻聴でもなく、しっかりと俺の耳に聞こえた「好き」という言葉。
動揺した俺は、その言葉を疑った。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/20(火) 20:23:49.97 ID:x+61yzdr0
オタク「それは……友達、として?」
女「……違うよ。その……異性、として」
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