111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/24(土) 03:16:18.37 ID:ImyEydCb0
コツ…コツ…
マミ「……」
まどか「……」
マミ「幻滅……したよね」
まどか「え…?」
マミ「私、本当は弱いの。いつも見え張って、怖いくせに無理して、誰にも言えない事だから我慢してるだけで、本当は強くなんかないの」
まどか「マミさん…」
マミ「暁美さんにあんなことをしたのだって、QBの事だけじゃないわ。信じたらまた裏切られるんじゃないかって、心のどこかで思ってるからよ」
まどか「裏切られる…?」
マミ「前に、見滝原にはもう一人魔法少女がいたの。出会った時、その子は魔法少女になったばかりで私が戦い方を教えたりしたわ」
マミ「とってもいい子だった。一緒にこの街を守ろうって約束してくれた。嬉しかった。一人じゃないんだ、仲間がいるんだって。………でも、ある日からその子は変わってしまった」
マミ「自分の為にしか魔法を使わないで、グリーフシードを孕ませるように使い魔が魔女になるまで人を襲わせて、止める私の言葉を突っ返して、好き勝手に暴れて……最後は、私がこの街から追い出す形になった」
まどか「マミさん…」
マミ「私きっと、あの子と暁美さんを無意識に重ねてる。本当は仲良くしたいのに、裏切られるのが怖くてわざと嫌われるような態度をとっちゃうの」
ポタッ
マミ「ごめんね。こんな弱虫の話、聞きたくなかったよね」ゴシゴシ
まどか「……じゃないです」
マミ「え…?」
まどか「マミさんは弱虫じゃないです」
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