47: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:46:52.96 ID:cM3guj51o
魔界の広さが人間界の1/10とは言え、決して狭いわけではない。
人間界が広すぎるのだ。
魔界が狭いから領土を拡大したいのじゃない。
48: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:47:19.58 ID:cM3guj51o
デュラ「しかし──」
魔王「──将軍。魔王であるわたしは命令を下したよ。それとも……文句があるのかな?」
49: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:47:45.77 ID:cM3guj51o
魔王「なければ下がりなさい。大群を率いての謁見、ご苦労だった」
デュラ「小娘が……」
50: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:48:13.27 ID:cM3guj51o
魔王「ん? なにかな? 良く聞き取れないが」
デュラ「小娘が粋がるなよ……」
51: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:48:47.37 ID:cM3guj51o
小娘。小娘ねえ……いや、自分でもわかっていることだけれど。
面と向かって言われると少しだけ苛つくよね。
わたしだって好きで小娘をしているわけじゃない。
52: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:49:08.30 ID:cM3guj51o
魔王「それで……将軍。君は一体どうしたいのかな?」
デュラ「知れたこと。貴様を斬って、俺が魔王となろう」
53: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:49:34.78 ID:cM3guj51o
デュラ「ククッ……ここまですんなり行くとはな」
背中に担いだ大剣を抜こうとするデュラハン。
ちょっと、ちょっと。ここで闘うつもりなの? それは困る。
54: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:01.73 ID:cM3guj51o
デュラ「クッ。言って置くが外に待機している軍勢は俺の部下たちだ。貴様に手を貸そうと言う者など一人もおらんぞ」
わかってる。わかってるよ。
兵隊の力を借りようとも思っていないし、それは君も同じでしょう。
55: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:33.83 ID:cM3guj51o
─魔王城下 大平原─
56: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:56.03 ID:cM3guj51o
きっと父は上手くやっていたのだろう。
しかし、わたしは父ではないし考え方も違う。
部下との衝突は必然か。
57: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:51:28.61 ID:cM3guj51o
デュラ「小娘。魔王剣を呼ばなくても良いのか?」
魔王「御気になさらず」
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