過去ログ - 魔王「わたし、もうやめた」
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51: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:48:47.37 ID:cM3guj51o

 小娘。小娘ねえ……いや、自分でもわかっていることだけれど。
 面と向かって言われると少しだけ苛つくよね。

 わたしだって好きで小娘をしているわけじゃない。
以下略



52: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:49:08.30 ID:cM3guj51o

魔王「それで……将軍。君は一体どうしたいのかな?」

デュラ「知れたこと。貴様を斬って、俺が魔王となろう」

以下略



53: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:49:34.78 ID:cM3guj51o

デュラ「ククッ……ここまですんなり行くとはな」

 背中に担いだ大剣を抜こうとするデュラハン。
 ちょっと、ちょっと。ここで闘うつもりなの? それは困る。
以下略



54: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:01.73 ID:cM3guj51o

デュラ「クッ。言って置くが外に待機している軍勢は俺の部下たちだ。貴様に手を貸そうと言う者など一人もおらんぞ」

 わかってる。わかってるよ。
 兵隊の力を借りようとも思っていないし、それは君も同じでしょう。
以下略



55: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:33.83 ID:cM3guj51o


 ─魔王城下 大平原─


以下略



56: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:50:56.03 ID:cM3guj51o

 きっと父は上手くやっていたのだろう。
 しかし、わたしは父ではないし考え方も違う。

 部下との衝突は必然か。
以下略



57: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:51:28.61 ID:cM3guj51o

デュラ「小娘。魔王剣を呼ばなくても良いのか?」

魔王「御気になさらず」

以下略



58: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:51:58.21 ID:cM3guj51o

 一つ目の理由は、わたしの容姿だろう。
 人型であり、年齢も若いわたしは見た目だけで見れば人間界の15.6歳の少女と差して代わり映えしない。

 特徴といえば、魔王の系譜を証明する前方に突き出るように伸びた巻き角。
以下略



59: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:52:30.58 ID:cM3guj51o

 そして二つ目。
 恐らくはこれが最大の原因。

 魔王を決める際の子供たちでの総当り戦。
以下略



60: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2012/03/22(木) 20:52:55.51 ID:cM3guj51o

 そんなんだから、わたしの実力を知らない馬鹿がこうして喧嘩を吹っかけてくる。
 わからせてやらねばならない。

 そう言った意味ではデュラハン。君に感謝をせねばならないね。
以下略



61: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2012/03/22(木) 20:53:22.10 ID:cM3guj51o
投下終了です。
次回書けたらまた投下しに来ます。


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