過去ログ - 魔王「わたし、もうやめた」
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818: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:01:32.93 ID:jmvVVAQ4o

アスモ「これは偶然よ。魔王が興味本位の暇つぶしでこの部屋を見つけ、訪れたに過ぎぬ」

アルカ「なんとも……」

以下略



819: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:02:22.46 ID:jmvVVAQ4o

 話しの核心。
 アルカードはこの話しをする為だけに“四王”と言う立場でありながら、単身で魔王城最地下にあるアスモデウスの間へとやって来た。

 通常であれば、アルカードのような地位を持つ者は気軽に行動出来ない。
以下略



820: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:02:48.71 ID:jmvVVAQ4o

アスモ「魔王が気に入らぬか」

アルカ「……ええ」

以下略



821: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:03:36.98 ID:jmvVVAQ4o

アルカ「今回の魔王様の命令は、私の自由を著しく奪うものですので……」

アスモ「誅するのかの」

以下略



822: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:04:15.15 ID:jmvVVAQ4o

アスモ「余は魔王が誰であれ、傷が癒えるまではこの玉座に座すと約定を交わしておる」

アルカ「傷の具合は如何なものですかな?」

以下略



823: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:04:43.48 ID:jmvVVAQ4o

 アルカードはアスモデウスの言葉をそう捕らえた。
 そしてそれは間違いではない。

 アスモデウスは誰に肩入れするつもりもなかった。
以下略



824: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:05:14.75 ID:jmvVVAQ4o

アルカ「結構。そのお言葉を聴けただけで足を運んだ甲斐がありました」

アスモ「……魔王と言うのは伊達ではない。貴様と、その軍勢だけでも100%とは言い切れぬがの」

以下略



825: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:06:15.52 ID:jmvVVAQ4o

 そう言い放ち、アルカードは姿を消した。
 再び魔王城最地下。堕天使アスモデウスの間は彼だけの空間となる。

 魔王城近辺を覆っていた暗い夜も少しだけ開け、星明りが見えるほどになった。
以下略



826: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/04/29(日) 05:07:01.89 ID:jmvVVAQ4o
おわーり。書けたらまた来ます。


827:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県)[sage]
2012/04/29(日) 07:25:01.62 ID:zd2i2SHlo
おつ!


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