過去ログ - 男「自殺に、勇気などいらないよ」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/22(木) 15:32:56.94 ID:2R8tP0cW0

真夜中の静寂。
刺すような、冷たさ。



ふと、枕元の水が残ったガラスのコップが目に入る。
それには僅かなヒビがあった。
そのヒビになぜか目が釘付けになる。

ひび割れた、ガラス。




男「――」ド ク ン




頭に警告音が鳴り響く。
聞こえないふりをする。



自分が人前でコップを床に叩き付けるさまを想像する。

小気味良い破壊音。

無秩序に飛び散る破片。

ガラスが頭を割る。

破片が頬を切る。

誰かの悲鳴。

原形をとどめない、コップ。



男「…………」ドクン


男「」ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン


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