過去ログ - 男「自殺に、勇気などいらないよ」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/22(木) 16:01:31.32 ID:2R8tP0cW0
――諭吉さん、あなたは言った。
人の貴賎の格差、それは学問をするか否かに因ると。
俺は、俺の最初の四半世紀を、学問をして過ごすものだと、信じて疑わなかった。
下の者には目もくれず、進んでゆくのだと。
貧人には、ならないのだと。
幼少の頃から、ずっと。
“進まざる者は必ず退き、
退かざる者は必ず進む”
けれど、気付いてしまった。
思い知らされてしまった。
俺には、その器は、無かった。
争い勝ち残る度量も、勤勉と探究を惜しまない精神力も、無かった。
俺の器は、高校生半ばで精魂も気力も尽き果てるほど、矮小なものだったのだ。
精神は、とうの昔に朽ち果てていた。
“活用なき学問は無学に等し”
俺は、人並み以下の、ダメ人間だったんだ。
男「…………はは」
男「あはは」ポロポロ
男「あははははっ」ポロポロポロポロポロ
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