過去ログ - 男は安価剣に呪われて、伝説を残すため旅をするようです。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]
2012/03/22(木) 18:02:04.83 ID:FFA+bc7x0
魔王によって世界は滅びようとしている。
そんな事はただの村人である僕でも知っている。でも、僕には関係ない。少なくとも、この時の僕はそう思っていた。
だってそうだろう。魔王対策として、勇者なんて強い人間が世界を救うべく動いているし、大きな国々も軍隊を派遣して魔物と戦っている。ただの村人である僕がそのことについてどうこう思ったところで、何も変わらないんだから。
餅は餅屋と言うし、僕みたいな力を持たない人間は魔王討伐の報告をただ黙って待てばいいだけの話なんだから。
男「――そう、思っていたんだけどなぁ」
何の因果か僕はこうして大きな剣を背に旅をしている。
理解できないし、納得も出来ない。小市民の僕がこんなことをしても大元の結果は変わらないというのに。無駄、無意味、無駄足。それでも僕は旅をしなければいけない。
アンカー「どうした、相棒。足が止まってるぞ」
この喋る魔剣に呪われてしまったのだから。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]
2012/03/22(木) 18:04:39.70 ID:FFA+bc7x0
男「おい、安価剣。一つ問うぞ。なんで僕がこんな目に合わないといけないんだ」
アンカー「安価剣じゃない、アンカーだ。そんなの決まってるだろう、俺様の伝説を作るためだ」
この喋る魔剣が言うに、生前は後世にまで自分の名を、武勇を轟かせようとした男の成れの果てらしい。剣に生き、剣に死んだが結局求めるような成果は得られなかった。
以下略
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