過去ログ - 【俺好みの安価&コンマだ…】型月&遊戯王総出演祭!【まるで意味がわからんぞ!】
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407:1 ◆hb4ws3TSKs[saga]
2012/03/28(水) 00:40:37.23 ID:VZZb6ahN0
「待て、そこの青年」

不意に声がかかる。
振り返って見ると、そこには背の高い壮年の男性が一人。
両手をコートに突っ込んでこちらをジッと見ていた。

「何か用ですか?」

口から出た言葉は社交辞令ではあるが、少々ぶっきらぼうだった。
少し反省していると、お構いなしとばかりに男は言葉を発する。

「勿論、用がないのに話かける事などしない―――まぁ。君個人に用がある訳ではないがね」

「……?それってどういう……」

「誰でも良かった、というのは気に入らん。ありふれているし何より我が心中に反する。……とは言ったものの、本能には逆らえないが」

「だから、さっきから何を言って……」

「まだ分からないか衛宮士郎。私はお前を、」


「―――殺す、と。そう言っているのだ」


「え……?」

「何度目の生かは最早分からぬが、存在する以上己の存在価値(いみ)を全うするのみだ。―――さぁ、得物を出せ」

「っ―――投影開始(トレース・オン)―――!!」

距離を取って対峙する。
―――未知の敵。
決闘盤を付けておらず、殺し合いを望む相手に話は通じそうにない。
隙を見て逃げる、もしくは倒せるなら命を奪わず拘束しよう。

……剣を握る手に力が入る。
無理もない、実戦は久し振りだ。
最低限のトレーニングはしてきたが、平和ボケでどれほど体が動くかも検討がつかない。


「我が名はネロ・カオス―――一にして全、個にして群の『黒き混沌』だ」




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