過去ログ - 【俺好みの安価＆コンマだ…】型月＆遊戯王総出演祭！【まるで意味がわからんぞ！】
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846:1 ◆hb4ws3TSKs[saga]
2012/04/05(木) 14:20:22.64 ID:cirC7iNi0
「ここね」

ドームの上、月下の華。
アルクェイド・ブリュンスタッドはそこに佇んでいた。

隣には姫君を守護する死神が一人。
まぁ、死神と言うには今はまだ少々腑抜けすぎるのだが。

「あの夜の繰り返しか……良い思い出はないんだけどな」

あの真夏の夜の悪夢とは違い、現在の季節は初夏も始まらぬ六月前。
かつて程過ごしづらい夜ではない。

「来ていたのですね、志貴」

「シオン、それに―――」

「こんにちは、遠野くん」

「真祖の姫君もいるのか……大所帯だな」

例の三人も到着した。
時間に正確なシオンらしく、時刻は9時ぴったりである。

「そろそろ日が全て沈みます―――準備を」

―――――――――――――――

そうして―――刻限。

どうやらドームの上で予想は当たっていたらしい。
徐々に何かが見えてくる。


それは、黒い黒い球体。


「現れましたね―――今回のはいつににも増して強力なようだ」

本来アレがタタリに成るのは零時。
だが今回は時刻を待たずにカタチを得ている。

つまり―――借り物の身体に囚われない、彼自身の意志があるという事だ。


直後、タタリ判定

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