過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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301: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/25(水) 00:30:06.72 ID:ypcOXIzO0
それは、先のアークでの出来事の最中。インキュベーターが思い至った一つの事実。
鹿目まどかの特異性。彼女の持つ能力は、余りに広大かつ強力。
それを自在に操るに足る精神は、とても人間という未熟な生物の枠には収まりきらないものだった。
そう確実に断ずることができるほどに、恐ろしい進化をまどかの精神は遂げていたのだった。
それほどの恐るべき進化が、突如として一個体に現れることなどあるだろうか。
可能性は0ではなかろう。それでもそれは、何らかの外的要因を疑わせずにはいられない。

考えれば、それはすぐにでも思い至る。
その能力に身体を精神を苛まれ、苦しんでいたまどか。
彼女を救ったのは、スゥの存在とその願い。
スゥに出会い、まどかの精神は均衡を取り戻し。そしてスゥが魔法少女となった願いによって
まどかの身体は、その能力を受け止めるに足るものへと変わった。

だとすれば、まどかにその恐るべき進化をもたらしたのは、スゥの願いに他ならない。
進化を促す願い。その願いが生み出す魔法とは何か。恐らくそれもまた、進化を促す力だったのだろう。
だが、その魔法いまだ発現することはなかった。だが、それも当然だった。
その願いは、まどかの為にあったのだから。その魔法も、まどかがいて初めて力を発揮するものだったのだ。

そして今、まどかがそこに現れた。
全てのR戦闘機のデータを内包したカーテンコールを携えて。
戦うために生み出された究極の力――ラストダンサー。
そして、ラストダンサーすら持ちえぬバイドの因子。それすらも飲み込み組み上げられた
人類の英知、そして狂気の結晶――カーテンコール。

その力をもってしても尚足らざる巨大な外的要因、そしてもたらされた更なる英知。
積み上げられた戦いの経験値。そして、進化を促す魔法。


そう、それは必然とも言うべき奇跡だったのだ。


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