過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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33: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/03/26(月) 21:47:58.84 ID:esq9dg8G0
「直接、奴にフォースを?……フォースシュートをしろってこと?
 でも、奴には波動砲もレーザーも通用しなかった。そんな相手に、フォースが通用するとは思えないわ」

それでも、必死に考える。
暁美ほむらはスゥ=スラスター本人の記憶を受け継いでいるらしい。
だとすれば、ほむらにはかつての対バイドミッションの記憶が残されている。
その時も、きっとこれほど強大なバイドと交戦したのだろう。

「……守りが手薄になるのは不安だけれど、試さない理由は……ない」

だとしたら、本当にその戦いの終止符をフォースが撃ったのだとしたら。
もしかしたら、何かが変わるかもしれない。

「これが最後なら、全力で行くわ」

最後の装備変更。
ギガ波動砲。サイクロン・フォース。サイ・ビット改。追尾ミサイル改。
間違いなく、殲滅力でも突破力でも最高の組み合わせだった。
そして限界を向かえ、ついに魔女を孕むほどに穢れを溜め込んだソウルジェム。
見知らぬ魔法少女の魂の宿るそれが、ラストダンサーから排出された。

そのソウルジェムを、そしてバイドより生み出されたR戦闘機群を。
まとめて、低チャージのギガ波動砲が打ち抜き、砕いた。
悲鳴の一つもあげることなく、きっと恐らく恐怖すらも感じる間もなく。
一人の少女の魂が、光の中へと消えていく。

自分が行った行為の意味が分からないわけではない。
それでも、それで道は開けた。
そうしてできた一本の道。バイドへと通じるその道に。
スゥは、サイクロン・フォースを叩き込んだ。


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