過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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409: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:20:55.83 ID:7AO1ihg40
「本当にもう、一体どれだけ波乱万丈なのかしらね、私達の人生は。
 多分もう、一生どころじゃすまないほどの生き死にを越えてきたんじゃないかと思うくらい。
 思わず笑ってしまったわ。……そろそろ隠居でも考えようかしら。ねぇ、キリカ」

「え、いや。織莉子がそうしたいなら……私もいい、けど」

キリカですら見たことのない織莉子の姿。
目を見開いて戸惑うキリカ。まさか極度の緊張で何かがぷっつりといってしまったのでは、と
そんなことすら考え始めてしまったところに、更なる声が飛び込んだ。

「輸送艦が来たんで、船ごと積み込んじゃいますよ。……それと、織莉子さん。
 ちょっと隠居は……まだできそうにないかもしれないスよ」

少し申し訳なさそうにその少女は告げた。
それは予想されいたことかのように、織莉子の答えはすぐさま返ってくるのだった。

「分かっているわ。バイド戦役が終わった今、存在しないはずの魔法少女隊を名乗る理由。
 そして重罪人である私達を助ける理由。それを考えれば、新たな魔法少女隊の目的も分かるわ」

「……相変わらず、驚くほど察しがいいですね」

その答えが、自分の推測を肯定しているのだと理解して、織莉子は更に笑みを深めた。

「戦うつもりなのね、地球連合軍と」

「……ああ、ここまで好き勝手にやられっぱなしで、泣き寝入りじゃあ気がすまないからね。
 だから二人にも付き合って欲しい。そのためにわざわざ革命軍に救出作戦への協力をさせたんだからさ」

そう、今回の救出作戦にはグランゼーラ革命軍も一枚噛んでいた。
政治犯収容施設が火星にあることから、そこへの護送の日時や航路を革命軍を通じて手に入れていたのである。


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