過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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477: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:39:29.34 ID:HIbkqNWz0
「私は確信した。最早、今の地球連合軍に正義はない。ならば私は、私が信じるものの為に戦おう。
 君達は私と共に、あの死闘を生き抜いた戦友たちだ。私は君達を信じる。
 そして私は、同じく戦友である魔法少女隊の少女達を信じたい、そして救いたいと思っている」

ずっと九条の胸中に渦巻いていた不信。
それは悪夢の兵器たるフォースを扱うことや、非人道的な機体を開発することへも向けられていた。
そして彼は魔法少女隊の実情を知る。その裏で犠牲となった、何千人もの少女達のことを知った。
されど敵がバイドであれば、戦わねばならないと自らを納得させることもできた。

だが、この有様はなんだ。
バイドとの戦いを終えたかと思えば、今度は人間同士の争いである。
そして新たな政府は、バイド戦役における数多くの非人道的行為を改めようともしていない。
最早これ以上、地球連合軍という組織に忠義立てる謂れなど、どこにも存在していなかった。

「現時刻をもって我々は、魔法少女隊の指揮下に入るっ!!」

大きく息を吸い込んで、雄雄しく九条は叫ぶ。
そしてその声につられるように、コロニーから無数の光が飛び出した。
それは、魔法少女隊が駆るR戦闘機の光であった。

かくして、九条提督及びかつてのグリトニル防衛部隊を取り込んだ魔法少女隊は
ゲイルロズ攻略艦隊へ向けて攻撃を開始したのだった。


そして戦いは、ますます持ってその激しさを増していく。
バイド戦役当時こそ、英雄と呼ばれながらもその戦争の終結に何ら関与し得なかった九条であったが
此度の戦いにおいては、まさしく英雄の名に恥じぬ多くの活躍を見せ、多くの勇名を馳せたといわれている。


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