過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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193:仮面ニャルライダーホテップ第三話[saga]
2012/05/14(月) 22:54:53.05 ID:OpaskbWw0
「お前ら、やっちまいな!」

 背後からは先ほどの半魚人。
 完全に囲まれた。
 修学旅行、家族旅行、日曜夜八時半。
 今までも悪魔憑きの襲撃に遭ったことはあるが夜ばかりだった。
 こんな派手な動きをする悪魔憑きは見たことがなかった。

「くそ……!」

「お、お兄ちゃん後ろからもたくさん来るよ!
 一体なにこれ!」

 本当に、願ったものから叩き壊されていく。

「少年、ピンチじゃないか」

 こんな時にまた浅黒い肌の男の幻を見る。

「うるせえ黙れ!」

「お、お兄ちゃん?」

「ち、違うんだ今のは!」

「私が……私が……私が邪魔なの?」

「だから違うんだって!」

「やっぱり、そうだよね。お兄ちゃんだって私のことが……
 私はどうせ邪魔者だったよね、お兄ちゃんや達也と違って私は勉強もできないしこんな時も足引っ張っちゃうし……」

「違うって言ってるだろ!」

「違わないよ!私はいつも邪魔者だったもん!役立たずだったもん!
 小学校の時だって友達できなくてお兄ちゃんに世話を焼かせたし!」

「はははははははは!お前は本当に嘲笑い甲斐が有るな少年!」

 大悟は心のなかで思いつく限りの悪態を並べる。
 無駄なのは解っているがそうでもしないとやってられない。



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