過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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196:仮面ニャルライダーホテップ第三話[saga]
2012/05/14(月) 22:57:33.07 ID:OpaskbWw0
「……形成位階(イェツラー)」

 ベルトの中からバールのようなものが飛び出てくる。
 マスカレイダーはそれを構えると今度はそれに魔力を流し込む。

「活動位階(アッシャー)!」

 腕に白いラインが現れて魔力がバールのようなものの中に流れ込む。
 バールのようなものは一瞬で長く伸びて更に凶悪な形をとる。 
 一閃、それと同時に三体の半魚人が吹き飛んで砂になる。
 それでも彼らの勢いは弱まらない。
 真っ直ぐに突き、引きぬいて手首のひねりだけで背後の敵を弾き飛ばす。
 左手に持ち替えてなぎ払う。
 次にバールのようなものを地面へ突き立てて魔力を注ぐ。

「形成位階(イェツラー)、峻厳(ゲブラー)!」

 アスファルトが割れる。
 地面から大量のバールのようなものが現れて襲い来る半魚人を貫く。
 だがその攻撃を額に宝石をはめている半魚人だけは間一髪で逃れていた。

「これがマスカレイダーの力か……
 成程成程、理解したよ」

「死ねば無意味だがな」

 マスカレイダーは既に半魚人の頭上を取っていた。

「消えた!?」

 そのまま背後に回りこみながら彼はバールのような物を振り下ろす。
 が、その腕は直前で止まる。

「あれ?どうしたんだいマスカレイダー」

「ふざけるな貴様……卑怯だぞ!」

「悪いが卑怯もらっきょうも大好物さ
 俺たち弱いからヨォ、あんたみたいな化物と戦うにはこうするしか無いの」

 半魚人とマスカレイダーの間に一人の子供が立たされていた。
 口をガムテープで封じられているがその目には涙が光る。


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