過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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ほいッスる
◆2PnxfuTa8.
[saga ]
2012/03/26(月) 21:28:04.09 ID:EKup6GzM0
「何がおかしいのですか?追いつめられてどうにかなってしまったのでしょうかね」
「言ってなかったが、俺もイカサマは大好きだぜ?」
ミノタウロスを縛っていた糸が何者かによって一瞬で切断される。
「え?」
「今だお前ら!」
廃工場に怒声が響く。
それと同時に現れる十数体の悪魔憑き。
「なに?」
まだ絡み付いていた蜘蛛の糸を焼き切ってミノタウロスは吠える。
「上位の悪魔憑きを倒せば階梯をあげられると聞いたら俺のお友達が集まってくれたのさ!
悪魔憑き同士の殺し合いには卑怯なんて言葉は無しだぜ?」
「あいにく私は卑怯もらっきょうも大好物でしてね」
指を弾くと同時にその悪魔憑き達の四分の一は肉片になる。
「なに!?」
それは爪による薙ぎ払い。
何よりも速く、何よりも力強く、何よりも単純な一撃。
持てる魔力全てを身体能力の強化につぎ込んだ鬼才ともいうべき悪魔憑きウルフマン・ジャック
彼の能力である体内魔力炉からの魔力の更なる供給もあってか彼と同じ階梯の悪魔の間ではありえない肉弾戦能力を持っている。
「――――ギャア!」
高速で動き、止まる。
その度に死体は少しずつ増えていく。
工夫も何もないまっすぐな軌道での攻撃。
なのに反応できない。
少なくとも彼に今襲われている悪魔憑き達はそう思っている。
「いやあ良くねえなあ、待ち伏せってのは良くねえ」
「やめろぉ!」
全身を鎧に包まれた悪魔憑きが只の拳骨で鎧ごと頭部をペタンコに潰される。
高速で動くから反応できない?
それは違う。
「見えてたものがなんで消えるんだ!」
実は、途中で止まっている――溜めの動作がある――からこそ反応ができない。
高速で動き続けるだけのものならば犠牲を払えばこの悪魔憑き達にも反応はできるのだ。
しかしウルヴィーの踏み込みの初速度が既に彼の肉体の出せる最高速度にまで到達してしまっている。
そしてその最高速度は新幹線並だ。
これに反応できるわけが無い。
「な、なんで貴様が此処に居る!ウルフマン!」
「これから死ぬお前がそれを知る必要は無いんだなぁ」
あらかた他の悪魔憑きを屠ったウルヴィーがミノタウロスの横を一瞬で通りすぎる。
そう、人の知覚は0.1秒より短い時間で行われる動作を察知できない。
知覚を強化せずに肉体の強化にだけ魔力を回していたミノタウロスや他の悪魔憑きはウルヴィーの攻撃に気づけなかった。
ただし知覚を強化していたとしても死ぬ瞬間を自覚出来るだけなのだが。
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