過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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6: ◆2PnxfuTa8.[saga]
2012/03/24(土) 13:34:31.08 ID:kMt9Mvx60
「さてさて、これから私は女性と約束がある
 一ヶ月喫茶店に通い続けてやっとアドレス交換したんですよ?
 ですから説教なら後にしていただきたいのですシスター」

「そうはいきません、私は神の使徒、悪魔をこの世より根絶するバチカンの一員」

「オーケィ、ではこうしましょう。私はデートを諦める
 貴方は女を諦めた可哀想な私を慰める
 理に適ってます」

 この時点で彼は油断していた。
 銃弾程度簡単に躱せると思っていたのだ。

「誰が悪魔などと!」

 引き金を引く。

「銃弾の速度で私を捉えられると……」

 ブギーマンがそれを躱そうとしたその時、聖書の紙片が彼の身体にまとわりついて動きを封じる。

「――――遅い」

 銃弾がブギーマンの頭部を貫く。
 その傷からは蟲が流れだすことはない。
 代わりに青い炎が勢い良く燃えて彼の顔面を焼き尽くす。

「うおわああああああああああああああああああ!?」

 上品さの欠片も無い声で絶叫する。
 敵の力量を見誤った。
 それに気づいた時点で、既に彼から余裕は消え去っていた。

「聖別済みの銀で作った硝酸銀入りの弾丸です
 体の内側に入って液体状のまま体中に広がっては焼き払います
 悪魔には効果覿面でしょう」

 シスターは胸の十字架に仕込んでいたナイフで怯んだブギーマンを突き刺して、切り刻む。
 傷口からは青い炎。
 渾身の力でシスターの腹――臍より下、下腹部の辺り――をステッキで殴りつける。
 
「ふぐぅっ!?」

 見た目に反して可愛らしい悲鳴。
 それを聞いて焼け爛れた顔でブギーマンは笑っていた。
 下卑た笑み。
 欲情した野犬のような視線がシスターを刺す。



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