過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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◆2PnxfuTa8.
[saga]
2012/03/24(土) 13:35:29.95 ID:kMt9Mvx60
「いい声で鳴くじゃないか、気に入った」
挑発するブギーマン。
「舐めるなあ!」
真後ろに飛んで短機関銃で撃ちまくるシスター。
「街中でなんてものを!?」
彼は悪魔憑きとしての能力は高いが戦士としてはあまり素質がない。
挑発したところで大して意味は無いことに彼は気づくべきだった。
弾丸は彼に直撃、全身をくまなく焼き払う。
顔面はもはや原型を留めていない。
「はぁ……っはぁ……」
通路は一本道、彼女の背後には裏路地の出口がある。
殴られた場所から寒気と鈍痛が続いている。
それを彼女は懸命に堪えているが限界は近い。
「これで、止めです」
出てきたのは火炎放射器。
これならば路地裏を炎で包み、再生の暇も無くダメージを与えられる。
「――――!」
顔面を焼き払われて声も出せないブギーマンは焦る。
口も傷口も炎で封じられてしまっては蟲を出しようがない。
そこで彼は迷わず懐からトランプを出してそれで自らの腹を切り裂いた。
しかし
降り注ぐ水。
ただの水ではない。
聖水だ。
体内に直接注ぎ込まれるそれはあくまで悪魔な彼にとっては致命傷。
声にならぬ悲鳴をあげてブギーマンは内側から燃え尽きる。
後には何も残らない。
「火炎放射器、の中身を改造した聖水放射器……準備してもらってよかった」
彼女は無線のスイッチを入れる。
「……こちらシスター・アリア、悪魔憑きの討伐に成功
これより帰還します」
無線機に向けてそう言って電源を切る。
シスターはブギーマンの燃えカスに背を向けた。
「これはどうもお久しぶり」
彼女の目の前にはブギーマンが居た。
正確には先程燃えた彼とは違う。
今の彼は人間の姿をしていない。
ビニール袋いっぱいに詰め込まれたゴミの代わりに詰め込まれた虫の大群。
ウギー・ブギーの悪魔憑き。
「なん……」
そこから先、彼女は言葉を続けられない。
彼女の口の中に拳が滑りこむ。
そこから沸き上がる蟲。
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