過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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8: ◆2PnxfuTa8.[saga]
2012/03/24(土) 13:36:08.61 ID:kMt9Mvx60
「私はね、虫と入れ物さえあればいくらでも再生できるんですよ
 これはわたしからの愛の証、受け取っていただければ幸いです」

 余裕を取り戻したのだろう、口調が丁寧なものに戻ってる。
 男はひどくやらしく笑う。
 ヌメリとした感覚
 舌を締め付けられる。
 喉を蹂躙される。
 胃袋の内側を這い回られる。
 すぐに毒が回り全身の力が抜けていく。
 頭蓋、消化器官、女性器、蟲という蟲が入り込み、まぐわい、増殖する。
 体中から沸き上がってくる自分じゃない生き物。
 激痛が走り、ブルブルと身体を震わせてその場に崩れ落ちる。
 焼けるような苦痛の中で時折下腹部から走る甘い快楽が彼女に敗北以上の屈辱を与える。
 彼女は顎に力を入れるがブギーの腕が邪魔で上手く噛めない。

「ダメですよ、舌は噛ませません
 っていうか元医者として言わせてもらえば舌噛んでも死ねないんですよ?普通」

 殺せ、と言いたいのだろう。
 おーえーと意味のない音にしか聞こえない言葉が口から溢れている。
 肝臓にブギーマンの拳が突き刺さる。

「お゛えっ!」

 ブギーマンが手を抜くとシスターの口から胃液が逆流する。
 ビチャビチャと溢れる物の中にはのた打ち回る虫も混じっていた。

「神様って本当に居るのですかね?
 仮に居るとしてもこんなになった信者を助けてくれないなんて彼ら相当クレイジーでしょうね?
 あ、信者同士の殺し合いを止めない神様ですからこれも当たり前か
 さーてそんな貴方にラッキーチャンス
 そんなクレイジーな神様を信じるくらいなら私と一緒に来ませんか?
 丁度助手が欲しかったのですよ
 見た目も悪くないうら若き女性だからこそのチャンスですよぅ?」

「…………やめて、ください
 見逃して……それだけは」

 ブギーマンの口が今宵の三日月のごとく吊り上がる。
 彼が指を鳴らすとシスターは甘い声を上げて身体をくねらせる。

「やめっ……!いや、いやなの……」

「そうですか、そんなにも蟲達が気に入りませんか?
 その割には嬉しそうな顔をしていますがねえ……
 ああそうだ、実は先程の子供に虫を仕込んでいます
 私の命令であの娘の脳を食い荒らすのですが貴方が私に忠誠を誓うなら助けないこともない
 貴方は自分の意志ではなく子供を救う為に強制的に従わされるんだ
 それならば良いでしょう?
 貴方の信仰は汚されない」

「…………それは」

 ブギーマンの言葉に一瞬だけ彼女の心が揺れる。
 もう一押しで堕ちる、そんなところまで。
 彼が幾度も幾度も繰り返してきた神への忠誠をコワスアソビ。
 
「私は……!」

 堕ちたな、と確信してからまるで彼女の声が聞こえないかのようにブギーは笑う。

「成程、か弱きものを見捨てるあなたの神に倣うわけですね
 じゃあもういいです、さようなら
 助手は別の場所で探します
 褐色でロリィタっててニンフェットで健康的で従順で可愛い助手を
 男の子でもいいなあ?可愛い可愛い男の子
 女の子の姿をさせて後ろからガンガンやってやりたいものですね
 ふふふ、こいつは楽しみだ」

 ブギーマンの興奮に合わせるかのように彼の身体を構成するビニール袋が破れて蟲がゆっくりと彼女を飲み込む。
 骨が砕け、そこに蟲が収まり
 肉が吸われ、そこに蟲が収まり
 臓物が食われ、そこに蟲が収まる。



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