過去ログ - 結標「貴女なんて」白井「大嫌いですの」
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12:>>1[saga]
2012/03/25(日) 16:03:32.75 ID:twYxcOcAO
〜7〜

――――時は再び遡る――――

結標『守りたいよ!』

姫神『この胸を焦がす』

吹寄『何より大切なもの!』

雲川『導かれた』

風斬『世界を照らせる!』

全員『『『『『想いがこの手にあるから!!』』』』』

数時間前、結標淡希は月詠小萌を通して出来た友人達と共にカラオケボックスにてあらん限りの声で歌い上げた。
テーブルの上には空になったシーザーサラダやら、冷めたたこ焼きやらそれぞれの携帯電話やらが散逸している。
ちなみに選曲は学園都市で今最も人気のあるグループ、fripsideの『fortissimo-the ultimate crisis-』である。

点数表『ハチジュウゴテンデス』

結標『うーん……可もなく不可もなくね』

姫神『この点数表の。採点基準は今一つ』

吹寄『(私一人で歌うより高得点……)』

風斬『ああ、何だかスッキリしましたー』

雲川『カシスグレープ二つ頼みたいけど』

吹寄『ちょっ、ちょっと雲川先輩それは』

その傍ら、雲川が受話器をとってアルコールを注文し吹寄が止めに入ろうとするところを姫神が止める。
今夜くらい良いじゃないかと言う雲川と姫神がチラッと風斬と結標へ向き直り、二人は顔を見合わせた。
そう、今夜はただの女子会ではない。より正確に言うなれば『残念会』に近しいものだと知るが故にだ。

結標『別に良いんじゃない?二人揃ってフられた日ぐらい無礼講でも』

姫神『耳と。胸に。グサッと刺さる』

雲川『ゲソの七味が効き過ぎだけど』

風斬『まあまあ二人とも元気出して』

吹寄『(お前のせいだぞ上条当麻)』

そう、今夜は上条に仄かな思いを寄せていた姫神と、淡い想いを抱いていた雲川の二人を慰める失恋記念パーティーなのだ。
上条と御坂がめでたく結ばれ、付き合い始めた事が常盤台のみならず姫神・吹寄・雲川の通う高校まで広まったためである。
一体このグッドニュースと言う名のバットニュースに学園都市並びに全世界の女性達が何人枕を濡らして夜を明かす事かと。

結標『あの時私を助けてくれた男の子がねー……あと十年遅く生まれてくれたなら一口乗ったのだけれど』

残骸(レムナント)の一件にて助けられ、ロシアより学園都市に帰って来た時も顔を合わせた結標はふーん?と独りごちた。




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