過去ログ - 結標「貴女なんて」白井「大嫌いですの」
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44:>>1[saga]
2012/03/27(火) 20:14:25.86 ID:TL+uDUOAO
〜6〜

――――時は僅かに遡る――――

ショチトル「………………」ジー

結標「(メチャクチャ睨まれてる……)」

トチトリ「………………」ジー

結標「(ムチャクチャ見られてる……)」

海原「すいませんこんなところで。この時間しか空きがなくて」

ショチトル「こんなところとはなんだこんなところは。それに空き時間とは大した言い草だな。
片手間に義務的に来るなら来なければ良い。来てくれと言った覚えもないぞエツァリ。だいたい」

海原「(余計な残留思念を拾ってイライラすると言っていたのに)」

トチトリ「(一日でも来なければ来ないでイライラするくせにな)」

ショチトル「何か言ったか?そこの二人」

海原「いえ」

トチトリ「なにも」

結標「……本題に入らせてもらっても?」

同階にて姦しい歓談が花咲かせる中、昨夜の大雪すら及びもつかないブリザードが病室に吹き荒れていた。
その中心に座わりしまま、結標のお見舞い品兼手土産たるあまおうのフレジェを頬張る冬将軍ショチトル。
それをきな臭い笑顔の土御門とは対照的な胡散臭い笑顔で見やり、結標に向き直るは元同僚たる海原光貴。

海原「ええ。自分に聞きたい事は新入生の残党についてだとお伺いしましたが――」

結標「……貴方平和ボケした?それとも色ボケ?わかっているなら他人に聞かせる類の話でない事くらい」

海原「自分が掴んでいる程度の状況と深度の情報は彼女達も把握しているので大丈夫ですよ。むしろ――」

結標「その娘達が私を監視しているようね。余計な火の粉を持ち込ませないために」

とんだ難物に当たってしまったものだと結標は左手で顔を覆い天井を仰ぐようにして頭(かぶり)を振る。
一応彼女達も暗部抗争から連なる一連の暗闘を潜り抜けて来ている。これ以上の押し問答に意味などない。
そこで結標は気持ちを切り替え、海原に向き直るようにして出されたパイプ椅子に腰掛けて髪をかき上げ。

結標「貴方の腹黒さには負けるけど腹を割って話しましょうか」


結標は海原に問い質した。今この街に巣食っている落第生(あんぶくずれ)について




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