過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/08/04(土) 03:25:16.64 ID:/EHE1KDLo
「そう……なら無理はしない方がいいわね。私としては美樹さんだけでも来てほしいんだけど……」
「でも、まどかを置いてくのも……」
マミはやんわりと要求してくるが、さやかは気乗りしなかった。
まどかが心配――それももちろんあるが、一人で行きたくない気持ちが大きい。
マミがここまで拘るからには、相応の理由があるに違いないからだ。
怖い、と思った。
自分に受け止められるのかと、不安だった。
「だから大丈夫だって、さやかちゃん。ちょっと保健室で休ませてもらって、そしたら一人で帰るから。
それだけ大事な話なんだよ、きっと、ね?」
だから私の分も聞いてきて、とまどかは微笑んだ。
確かに本人の言う通り、微熱くらいなら一人で帰るのも問題ないとは思うが。
さやかがなおも渋っていると、背後から声がした。
「私も保健室に用があるの。彼女は暫く私が見ていてもいいけれど」
「転校生……!」
暁美ほむらだった。
気遣ったつもりかもしれないが、普段のほむらの態度からして胡散臭い。
仮にそうだとしても逆効果。
大どころか、その上に超が付くほど彼女が嫌いなさやかは、敵愾心を剥き出しにして睨む。
が、ほむらはどこ吹く風。さやかを見向きもしない。
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