過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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486: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/08/07(火) 02:41:58.81 ID:fZ6/9zuSo

 さやかが説明すると、命は小さく笑った。
 彼女が元から馴れ馴れしいせいかもしれないが、
やはり、たった一日で随分と親しげな物言い。かくいうさやかも、まだ三日目なのだが。 
 好奇心を刺激されたさやかは、思い切って訊いてみる。

「なんだかマミさんと仲良さそうな口振りですけど、昨日、あたしが帰ってから何を話したんですか?」

「……訊きたい?」

「は、はい」

 目を細め、思わせぶりに含み笑いする命に、たじろぎつつも答える。
その様子を面白がるように、命は破顔した。

「大したことじゃないわ。学校、家庭の事情、趣味、そんなとこ」

「それだけですか?」

「えぇ。マミちゃんはあれで寂しがり屋みたい。後輩のあなたたちには言えないこともあるのね。
赤の他人の私の方が相談しやすいのもあるだろうけど」

「ふぅん……」

 さやかは唇をやや尖らせた。
 マミがわざわざここを選んだのは、たぶん命との待ち合わせに適していたから。
そして、ここに命がいるということは、彼女にも話を聞かせるつもりなのだ。
さやかやまどかにも関わる、魔法少女の大事な話とやらを。
 



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