過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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634: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/10/01(月) 02:57:41.69 ID:RipvUQ6So

「けど、忘れんじゃねーぞ。あたしが納得しなきゃ、その時は本気で戦うんだな?」

「ああ、誓ってもいいよ」

「……ふんっ、ならいい。それで?
まさか、いつ出てくるかわからないホラーをあたしに待てってんじゃないだろ?」

 つまり、何か当てはあるんだろう、ということだ。
 当然、ある。それも、すぐ側に。
 彼女の驚く顔を思い浮かべながら、零は告げた。
 
「ホラーなら既にいるさ。この店内にね」

「はぁっ……!?」

 案の定、驚愕に目を見開く杏子。忙しなく周囲に視線を巡らせる。
 期待を裏切らない反応。暫く眺めていたくもあったが、あまり騒がれては相手に警戒されてしまう。
 零は軽く杏子の腕を引き、意識を引き戻した。
 
「まぁ落ちつきなよ、杏子ちゃん」

「……どいつがそうなんだ? 確か、ホラーは人に取り憑くって言ったな?」

「ほら、あそこに女の二人組がいるだろ?」

 零の人差し指が立ち、ゆっくりと店内の一角を指す。
指の動きにつられて、杏子の目もそちらに向いた。
 そこには杏子と同年代の、見滝原中学の制服を着た少女。
向かいには、どこかの会社員らしき制服姿の女性が座っていた。




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